目を開けると僕は病院のベットの上にいた
母さん?
よかった、、
本当によかった
僕は1ヶ月前の結婚式の帰り道、事故にあったらしい
そこからずっと寝たままだったと母から聞かされた
え、ってことは、、恐竜ちゃん、、は??
それ、寝てる時もずっと言ってたけど、、なんなの?
不思議そうな顔で見つめる母。確かにあの日からずっと病院で寝ていたならあの日々の出来事はぜんぶ夢だったって事になる、、
ゆ、、め、、?
嫌だってこんなにリアルに覚えてるのに、、
そうだ!恐竜ちゃんに噛まれた傷が手に残って、、、ない、、
もうすぐ、まいさん来るからね。毎日様子見にきてくれたのよ。
え、、。、、ちょっと待って。パニック、、、、まいさん、、???
あんたーそんなに強く頭打ったんねー。可哀想に、、
まいさんはアンタの婚約者でしょ
お、思い出してきた、、、、、どうして忘れてたんだろう、、
そう。僕は婚約していた。
と言っても母が持ってきて見合い相手で僕は正直乗り気ではなかった
だけど、これといって断る理由も見当たらずお付き合いを続けていた
無口で今時珍しい3歩下がって歩くみたいな女性だった
あら!まいさん!今日もありがとうねー!
これからもこんな息子ですけど、よろしくお願いしますね。
まい、、さん?
良かった‼︎本当に良かったです!
みんなに心配かけてごめんね
でもみんな信じてましたから
お母さんもずっと寝てないので、今日は私にまかせてください
あら、そう?
じゃお邪魔しても悪いし、お任せしちゃおうかな
お邪魔なんて事はないですけど、お母さんもゆっくり寝てくださいね
ありがとう!じゃあとよろしくね!
母さんありがとう!
本当によかった。おかえりなさい。
た、ただいま、、
私の顔なんかついてます?w
いや!まさか!久しぶりに会えたから、ごめん
フフフフ
フフフ?w笑い方可愛いね
やだー嬉しいー
へへへへへ
……
僕は本当に夢を見ていたのか、、、
つづく