緊急事態延長の昨今オリンピック観戦もよいですが、たまには映画でも観てリフレッシュしませんか。
子供から大人まで老若男女関わらず楽しめる映画をご紹介します
シン・ゴジラ
テレビで放送もしましたので、既に見ている方も多いと思いますが、まだ観てない人は絶対見た方が良いです!内容はみなさんの想像通りです。いつものゴジラです。ゴジラという名の未確認生物が、突然現れて、我ら人類があたふたして、あの手この手でゴジラを倒そうとする話です。(あ、ネタバレ)
ですが、この映画庵野監督です。庵野監督とはあの有名な漫画「新世紀エヴァンゲリオン」の原作者の方ですね。冒頭からエヴァ全開です。エヴァファンはむしろ既に観てる方の方が多いとは思いますが、兎に角テンポが良いです。ワクワク感が半端ないです。これはお子さんも絶対ハマると思いますね。あ、そもそもゴジラってお子さん向けの映画なんですよね。たしかに子供の頃は良く映画館にゴジラ観に行った記憶があります。
ですがいつの間にかすっかり大人になってしまった私はゴジラへの興味は薄れ、全く期待してなかったのですが、大人なりすぎた私でも大興奮しました!
出演者も数秒しか写らない脇役にいたるまで、とても豪華ですので、見逃さないようにご覧ください!
シコふんじゃった。
周防監督の出世作第一号ですね。周防監督といえば、「shall we ダンス?」や「それでも僕はやってない」「舞妓はレディ」など、沢山の有名な映画を手がけてらっしゃいますが、私はあえて「シコふんじゃった。」を推させてください!あ、もちろんこの作品も日本アカデミー賞の最優秀作品賞受賞されてます。
今から約30年前に制作された映画とは思えないです。今のお子さんが見ても笑えるシーン沢山あります!
かつては強豪だったけど、弱体化して部員数一人の相撲部に根っからの遊び人が単位が欲しいという理由だけで入部するところからストーリーが始まります。部員数一人だけで相撲部を守っている先輩役に竹中直人さん、根っからの遊び人が本木雅弘さんが演じられていますが、兎に角竹中直人さんのキャラが強烈で面白すぎます。
夏休み明けみんなこの映画みたら、小学校で相撲が流行っちゃうんじゃないかなって思います。
キサラギ
この作品はオススメされている方多いですが、やっぱり外せないですね。まだ観てない方はこの機会に是非‼︎
何故彼女は死んだのか?好きなアイドルの1周年に集まったファン5人でその謎の死の真相を探っていくのですが、其々5人の個性が凄いんです。
小栗旬さん、ユースケ・サンタマリアさん、小出恵介さん、塚地武雅さん、香川照之さんが演じる5人は年齢もバラバラで共通点は彼女のファンだったと言うことだけ。
ただのファン同士の追悼会なのかとおもいきや、この5人の繋がりによって、彼女の死の真相がだんだん明らかになっていく、、、本当に良く出来ている作品です!
ネタバレになるので、紹介文少ないですが、とにかく観て!!観たらわかるからという作品です。
誰も知らない
是枝裕和監督を一躍時のひとにした作品ですね。
是枝監督作品も有名な作品他にも沢山ありますが、やはりこの作品から観て欲しいです。
上記3作品とは異なり、こちらは実話を元に制作されているので、とてもシリアスな内容になっています。今や有名な柳楽優弥さんもこの作品の時はまだ無名で、その辺にいそうな普通の子供達だけで、物語が進行します。そう、この作品は親からネグレクトを受けている子供たちが主人公なのです。
同い年の子たちはみんな学校に行っているのに、何故自分は行けないのか?何故妹や弟達の面倒をみないといけないのか?何故母親は帰ってこないのか?明日のご飯代はどうすればいいのか?まだ12歳の子がそんな事を考えながら過ごす毎日。
どうして大人たちは目を逸らすのか。彼らが見えていないのか。
個人的にネグレクトしている母親をタレントのYOUさんが演じられているところがベストチョイス過ぎて、現実のYOUさんはもちろんきちんと息子さんを育てられているのですが、甘え上手で、あの悪気のない言い方で息子に嫌と言わせない言い回しが妙にしっくりくるというか、兎に角リアルでした。
こんな世の中で周りの事を気にする余裕なんてないかもしれないけど、もう少し視野を広げたら救える命があるのかも知らないなと思わされました。
皆さんはこの映画を観てどんな感想を持ちますか?
永遠の0
最後は泣ける映画を一本入れさせてください。邦画は泣ける映画沢山ありますが、夏は終戦日を思い出す瞬間でもあるので、敢えて戦争映画をオススメします。
原作があの「探偵ナイトスクープ」等を手がけられている放送作家の百田さんの作家デビュー作でもあり、漫画化もされて映画版は日本アカデミー最優秀作品賞を重賞されています。
受賞されている作品だから良いというわけではないですが、きちんと評価もされている作品である事は事実です。
ちなみに、主演の岡田准一さんはこの作品でジャニーズで初めて最優秀主演男優賞を受賞されています。
令和の今戦争を知っている世代がどんどん減ってきています。今は亡き三浦春馬さん演じる健太郎がある日祖父から本当は実の祖父ではないと聞かされます。では自分の本当の祖父はどんな人だったのかを調べて行くところから物語は始まります。
時は第二次世界大戦の真っ只中、全ての自由が制限されていた時代。彼は絶対に生きて帰ると妻に誓って戦地へと向かい、命を重んじるがゆえに周りの上官からは臆病者と罵られます。あの時代国の為に死ねる事を誇りに思えという狂った思考の中、人々はある意味洗脳ともいえる教育の中で、それでも愛する人を信じて、貧しさや苦しさを必死に耐える日々。
誰にだって大切な人がいる。生きていて欲しい人達がいる。優秀な若い未来ある人たちがいる。
片道の燃料しかつまず、敵の基地へもじ通り突撃する特別攻撃隊。100%死ぬことが分かっていて、自分が死ぬことよりも愛する人をこの先守れない事への絶望や自分のいない未来をあんずる気持ち。
本当に切ないです。この主人公みたいな夫婦が一体どれほどいたのだろう。愛する人と当たり前に手を取りそばに寄り添える。大切なわが子をちゃんと抱きしめることができる。平和な令和の時代においてそれは当たり前になった。戦争によって亡くなった尊い犠牲者の方々の過去があって、今がある。私たち日本人は決して忘れてはいけない事実ですよね。
一年のうちのこの時期だけは今一度平和について考え、若い世代にも同じ過ちを二度と起こさないように受け継いで行かなければいけないのではないでしょうか。